生活

炭酸ガスの老舗企業「日本炭酸瓦斯株式会社」訪問レポート

私たちの日常生活において、「炭酸」が様々なシーンで活躍していることをご存知でしょうか? 今回は、現代人の生活シーンに欠かせない炭酸ガスの利用をしっかりと支えている企業、日本炭酸瓦斯株式会社を訪れました。取材に応じてくださったのは、同社取締役であり営業本部長でもある尾崎洋次さん。90年にもなる同社の歴史や国内外における炭酸の利用方法など興味深い話をお聞きできました。

―日本炭酸瓦斯株式会社には90年もの歴史があるということですが、それだけ古くから日本でも炭酸ガスが利用されていたということでしょうか?


営業本部長 尾崎洋次さん

そうですね、弊社は昨年創業90周年を迎えることができました。
もともとは旧海軍の軍艦用に炭酸水製造装置を作っていました。軍艦で炭酸を?と思われるでしょうが、水兵さんたちが艦内で飲むラムネを作るためだったと聞いております。
戦後は、水で満たしたタンクに炭酸をとかしたものをデパートに卸したりもしていました。デパートでクリームソーダを販売するためだったということです。
その後、ソーダサイホン(炭酸水製造器)、炭酸ガスカートリッジなどを開発しました。今では、炭酸以外にも酸素や窒素など有毒ではない気体類に関する商品を開発・販売していますよ。

―私たちが気づかないようなシーンでの炭酸ガスの利用方法もあるんですよね?

ええ、実に様々なシーンで使われていますよ。
例えば、イチゴ農家では、クリスマスシーズンの出荷ピーク前だと、深夜でもビニールハウス内を炭酸ガスで充満させて、光を照らし続けることで光合成を促進してイチゴの成長を早める工夫がなされていますね。
 日本中どこでも見られるものとしては、消火器ですね。すべての消火器というわけではないのですが、実は消火器の中には、炭酸ガスカートリッジが装着されているんですよ。消化剤を一気に噴射するために、弊社の炭酸ガスカートリッジをご利用いただいております。
 遊園地でのイベントやアトラクションといったエンターテイメントの現場でもスモークをたくためのドライアイス、紙吹雪をブワーっと噴射するキャノン砲にも炭酸ガスが利用されています。もちろん野球場のビールの売り子さんたちが背負っているビア樽用でも使っていただいております。
 他にも、医療現場や工業用途でも幅広く利用されていますね。
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