炭酸ガスの老舗企業「日本炭酸瓦斯株式会社」訪問レポート
―海外でも日本炭酸瓦斯さんの商品が高い評価を得ているとお聞きしましたが。
そうですね、現在弊社では出荷量のおよそ半分は海外市場となっています。一例をあげますとライフジャケットがありますね。飛行機などの緊急脱出用のライフジャケットです。あれは短時間でふくらませないといけないので、小さい炭酸ガスカートリッジがついているんですよ。おかげさまで、おそらく飛行機のライフジャケットの炭酸ガスカートリッジだと、全世界で80%くらいのシェアがあると思います。同じく飛行機関連で、脱出用の滑り台や救命ボートなどを一瞬にしてふくらませるのも炭酸ガスなんですよ。
海外特有の事例でいいますと、特にアメリカで顕著ですが、エアガン用の炭酸ガスカートリッジというものがありますね。本物の銃は火薬を爆発させて弾丸を飛ばしますが、エアガンでは炭酸ガスを利用します。弊社のエアガン用の炭酸ガスカートリッジは、アメリカでは大手スーパーでも販売されています。
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| 同社が開発した数々の製品群 | |||
―なるほど、本当に幅広い分野で炭酸ガスが不可欠な存在になっているんですね。日本炭酸瓦斯株式会社としては、今後どういった分野での挑戦をお考えでしょうか。
新しい取り組みとして「美」という分野への挑戦を始めています。実は十年以上前に、炭酸水をシャワーとして使ってみては、というアイデアがあり、美容業界などにアプローチしてみたのですが、時期尚早でしたね。今は美容業界も非常に活発ですから、炭酸シャワーという新しい挑戦を進めています。【取材を終えて】
日本炭酸瓦斯株式会社の社内には、様々な炭酸ガスカートリッジが展示されており、見ているだけでも「これは何だろう?」と、興味がそそられました。さらにお話を伺うことで、驚くこと数え切れず。本当に私たちの生活は炭酸ガスの存在なしでは成り立たないんじゃないかというくらいに幅広い分野で利用されていることがわかりました。尾崎さんのお話の中にも、海外出張の体験談が随所にあり、確固とした技術をもとに国際的に活躍する日本企業であることを実感した取材でした。次回は、炭酸ガスが調理の分野でも活躍していることを紹介します。


