天然炭酸水「aWa心水」

aWa心水
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福島県奥会津地方の金山町。新潟県に隣接し福島県最西部に位置するこの金山町は、昔から天然の炭酸水が湧き出ることで知る人ぞ知る存在でした。この天然炭酸水、明治時代から幾度か事業化されてきたのですが、交通網が未発達だったという事情などから途中で頓挫してきたということです。
電気製品や自動車の部品に使用する特殊潤滑剤を製造している株式会社ハーベスの前田知憲社長が5年ほどまえに福島県で偶然、この天然水に出会ったことがきっかけとなり、同社で「aWa心水」という商品名で出荷し再び世に姿を現すことになりました。今回は、同社商品開発部の鈴木高広さんにお話を伺ってきました。
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―「aWa心水」の歴史を教えて下さい。
歴史的には明治初期、地理的には福島県の最も西側になります金山町という場所で炭酸水が天然で湧き出ており、薬泉と評判になりました。これに目をつけた旧会津藩士が、会津近郊で販売を始めたといいます。その後、明治後半に、日本の飲料の父といわれる倉島謙が、岩代天然炭酸鉱泉株式会社を設立し、開発に着手しました。それも炭酸水の本場ヨーロッパからドイツ人技師2名を招聘し、瓶詰めまでを行う本格的な生産拠点としての工場を建設。国内よりも炭酸水が日常生活に浸透しているヨーロッパに向けた輸出が中心だったといいます。ところが、当時の交通網では輸送するのも大変な困難だったようで、休業せざるを得ない状態になったということです。それからこの源泉は、奥会津の地で100年近くも眠りにつくことになります。
―そこで、株式会社ハーベスの前田社長は偶然にもこの源泉と出会ったということですね。
そうですね、ちょうど5年ほど前でしょうか、たまたま福島に行った社長が金山町で天然炭酸水の源泉があることを聞きつけたことがきっかけとなり会津心水株式会社という会社を立ち上げました。
―「aWa心水」の商品化の経緯は?
ヨーロッパではレストランなんかで水を注文するとガス入りかガス無しにするか聞かれますよね。それだけ日常に溶け込んでいるんですよ。で、調べてみると身体にも良い影響があるらしいという研究データなんかもたくさんありましてね。日本でも良質の天然炭酸水の源泉があるわけですから、もっと多くの人にその良さを味わってもらいたいという願いがあり商品化に踏み切りました。ただ、源泉にも限りがあって大量生産できないんですね。それだけ希少性が高いということでもあるんですが。ですから我々生産者としては、この源泉を枯らさないように大切に守りながら、かつなるべく多くの皆様に体験してもらいたい、そう考えています。